流通の明日を考える「仕組みの授業」開講！～トライアル＆イオンに見る「セルフレジ」戦略の現在地と未来は？

半セルフからRFIR／ICタグ対応まで、お店とお客にとってのメリットとデメリットは？ 改めて「セルフレジ」の過去と現状を見直し、未来を考える

　スーパーマーケットにおけるセルフレジは37.9%、セルフ清算レジの導入率に至っては77.1%ともいうほど^※、一般的になった「セルフレジ」。
^{※『2025年版スーパーマーケット白書』全国スーパーマーケット協会}

　お店にとっては「省人化」が期待できる反面、防犯の面で心配な側面が、お客にとっては待ち時間が減るというメリットを享受できる反面、「面倒」という側面も。こうした様々な側面をふまえて、店側は、決済を担うレジの「セルフ化」にどのような視点で取り組むべきなのか。

　小売業界の取材歴が20年を超えるライター・編集者の鹿野恵子氏を聞き手に、マーケティング戦略や流通システム論を専門とし、神奈川大学で教鞭を執る中見真也氏が、セルフレジの現状と課題、そして未来について解説します。　

TOPICS

■前半：「セルフレジ」の過去と現在地を確認する
└ 半セルフ、フルセルフ、RFID／ICタグ対応…セルレジの類型を整理
└ セルフレジ、現状の導入率はどれくらい？
└ トライアルのSkipCartとイオンのレジゴー、仕組みや導入状況は？
└ 「セルフレジ」の登場はいつ頃？どの業態から？背景は？
└ セルフレジ導入の際に戦略として考えるべきこと
└ 有人・アナログ派への対応は？

■後半：「セルフレジ」の論点を考察し、未来を考える
└ 採用難で省人化は必須？従業員にとってセルフレジ化とは？
└ 初期コスト回収は？見逃せないソフトのアップデートコスト
└ お客にとっては便利？面倒？不満を言う相手は？
└ アメリカではセルフ廃止の動きも？防犯面の心配とどう向き合うのか
└ 「セルフレジ」の未来、今後はどうなっていくのか

出演者

中見 真也 氏
神奈川大学
経営学部 准教授

神奈川大学 経営学部国際経営学科 准教授。専門はマーケティング戦略論、流通システム論。編著に『オムニチャネルと顧客戦略の現在』（千倉書房）、『小売DX大全』（日経BP）、『ケースブック　オムニチャネルと顧客戦略の現在』（千倉書房）がある。日本マーケティング学会理事、社会的健康戦略研究所理事、オムニチャネル協会学術フェロー、ネクストリテールラボ常務理事等を務める。

鹿野 恵子 氏
小売・ITライター
編集者

1978年、宮城県仙台市出身。2001年、早稲田大学法学部卒業後、アスキー、商業界（月刊食品商業、月刊商業界）、ITベンチャーを経て2015年に制作会社のプレーンテキスト（http://plain-text.jp）を設立。流通小売業とテクノロジー、スタートアップについての取材・執筆を続ける。現在、ウェブメディアMD NEXT（https://md-next.jp）編集長（運営：株式会社ニュー・フォーマット研究所）。編著書に「リアル店舗は消えるのか？」（発行：日経BP）がある。

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